任意整理 費用 | 弁護士と司法書士を比較、払えない時はどうすれば?

借金返済がままならず、任意整理の手続をしたいけど、肝心の費用なんて借金返済もできないので、払えるわけがない・・・
と諦めてしまうのは、実は勿体無い事かもしれません。
費用が払えない時でも、何か方法は無いか?最後の最後まで諦めずに模索したいところですが・・・
一方で日々の取り立て(督促)が止む事なかったり、生活するのでいっぱいいっぱい・・・という状況で、相談にあてる時間や情報収集する時間も取れない方も多いです。
そんな時に当サイトでは、情報収集に使う時間を相談に充てて頂けるように、「任意整理に必要な情報をまとめて」いますので、これらの情報を有効活用して頂きたいと思います。

任意整理の費用が払えない時はどうすれば??

では、まず任意整理をしたいけど、そんな費用を出す事も出来ない・・・という場合ですが、どうすれば良いか??と言えば、考えられる方法は以下の通りです。

  • 自分で債権者と交渉し、1社ずつ和解していく。
  • 代理人に後払いや費用の長期分割をお願いし、とにかく任意整理の手続を進めれるように相談してみる。
  • 親族や友人などに打ち明け、任意整理に必要な費用を用立てる。

上から順にオススメを並べてみましたが、一番効率的なのは、「自分自身で手続きを行う」です。
債務整理全般にも言えるのですが、代理人がいないと手続きが出来ないという事はありませんので、自分の時間を使って、各債権者に相談していき、各社と和解をしていくという事です。
ここで、任意整理で和解するために、必要なポイント3つをまとめておきますので、参考にして頂ければと思います。

 和解交渉を上手く進めるポイント

可能な限り対面で相談を。無理な場合は電話の交渉でも可

まず、人は対面するのに弱い、情がわく事もありますので、可能であれば対面で相談する事をオススメします。
「対面するとなると、怖い人が出てくるのでは??」と思われる方もいらっしゃいますが、正規の業者の多くは、きちんと対応できる会社ですので、普段のやりとりから大丈夫と思えるようであれば、問題無いでしょう。
※ヤミ金業者や普段のやりとりで横柄な態度が見えるところは、とても危険ですのでやめておきましょう。

交渉は一度で決めるのでなく、自分の納得いくまで何度でも重ねる事。

最初に、ある程度自分の中で和解ラインを引いておき、そのラインを超えるまでは決して和解をしないようにしましょう。
また、即決されると相手の思うツボなところもありますので、できれば少し焦らしておきたいので、即決しないという選択肢も頭に置きながら交渉しましょう。

和解時は、和解書を二部作成し、一部手元に残しましょう。

おそらく無いかとは思いますが、「口約束」だけで和解するのでは、あとで「言った、言ってない」のトラブルになりかねませんので、必ず和解書の作成をするようにしましょう。
また、いつでも確認できるように、二部作成をお願いし、一部は手元に証拠として残すようにしましょう。

任意整理 費用 比較

次に、2つ目のポイントとも重なるのですが、代理人へ依頼する時には、弁護士、司法書士のそれぞれの相場を比較するようにしましょう。
また、事務所によっては、任意整理にかかる費用を分割にしてくれたり、後払いにしてくれるところもありますし、後述しますが、法テラスの立替金制度を利用する事で、費用を賄う事も出来ます。
決して、安いだけで代理人をお願いする事が無いように、必ず以下のポイントで比較していくようにして下さい。

 代理人へ相談する際に確認しておきたい 3つポイント

代理人となる弁護士もしくは認定司法書士の実績や信用は、満足のいくものでしょうか??

任意整理を行う第一歩として、ご自身で手続を進めるのも良いのですが、すぐにでも問題解決をしたい場合は、代理人に依頼するのが確実です。
その際、事務所や代理人となる方が、信用をおけるところか、過去に任意整理を行った実績として十分か、また債権者相手にひるまずにあなたに有利な条件で交渉出来るかは、とても大事なポイントになります。

最初は無料相談を利用し、余計な費用をかけないようにしましょう。

任意整理を行うかどうか、他の債務整理の手段(破産や民事再生)を行うかどうかを一度検討するためにも、代理人事務所の方針や代理人が信用をおけるかどうか知るために、最初に無料相談ができるか確認しておきましょう。

費用面で融通がきくか、追加の費用などが無いかなど確認しておきましょう。

最後のポイントですが、ここは一番重要なのですが、のちのちに金銭的なトラブルが起きないように、最初に必ずお金の件は相談しておくようにしましょう。
具体的には、どんな支払いが可能か(分割返済が出来るか、後払いが出来るのか)、着手金、成功報酬、定額報酬、その他の手数料などの内訳はどうなっているのか。
それぞれの料金の根拠や金額をきちんと知った上で、受任契約をするかどうかを決めましょう。

任意整理 即日 トップページより引用

以前、ニュースにもなっていましたが、

  • 債務整理の受任をしたにも関わらず、案件を数年に渡って放置しており、債務整理が行われなかった例
  • 過払い金請求の返還費用をごまかして返金し、一部を着服していいた例

といった、弁護士や司法書士という立場を利用した行為が行われていましたので、「費用面はもちろんの事、実績、信用のおける代理人が在籍する事務所選び」をするように心がけて下さい。

任意整理 費用 法テラス

最後に、法テラスを使った任意整理の相談についてですが、通常は代理人に直接相談をする事が多いのですが、法テラス経由でも代理人の紹介業務を行っています。
また、費用が払えない場合、一定の基準を満たした時には、「立替金制度」を利用できますので、もし費用が無い場合は相談するのもオススメです。
ちなみに、この立替金制度ですが、法テラスにおける「民事法律扶助業務」にあたるのですが、援助を受けるためには、一定の条件を満たす必要があり、以下の通りとなっています。

  1. 資力が一定額以下である事(配偶者の収入がある場合は、原則加算して判断)
  2. 月収が一定額以下である事(配偶者に現金や預貯金がある場合は、原則加算して判断)
  3. 勝訴の見込みが無いとは言えない事。
  4. 民事法律扶助の趣旨に適する事。

いずれの方法を取る場合でも、一番大事なのは、「あなた自身の平穏な日々を取り戻す」ための手続きであり、任意整理は、そのための手段に過ぎないという事を忘れないようにして下さい。
その視点で、あなたの助けになる情報や代理人を選定していくのが、望ましいと思いますので、これからも有意義な情報提供となるように心がけて更新できればと思います。